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三大疾病のこと

メディメッセージの活動理念

日本人の死因のおよそ6割を占めると言われる
「がん」「脳卒中」「心筋梗塞」の三大疾病。
多くの人に関わる問題だからこそ、
皆さんと一緒に理解を深め、考えていきたいと思います。

がん

体をこわし続けてしまう細胞が「がん」です。

毎日たくさんの細胞がコピーされて新しい細胞が
つくられています。

私たちのからだは約60兆個もの細胞からできています。それらの細胞は遺伝子の情報をもとに古い細胞をコピーして、常に新しい細胞に生まれ変わっているのです。

細胞のコピーがうまくいかずに、
コントロールの効かない細胞が増え続けると「がん」に
なります。

細胞がコントロールを失って増え続けていくと、腫瘍と呼ばれるものができます。その中でも、ごく一部の悪い腫瘍が元気なからだをこわし続けるようになります。これが、悪性腫瘍と呼ばれる「がん」なのです。
「がん抑制遺伝子」が効かない!?
「がん抑制遺伝子」が効かない!?

私たちは誰でも、細胞のがん化を進めていく「がん遺伝子」と、がん化にブレーキをかけようとする「がん抑制遺伝子」をもっています。遺伝子のDNAにキズがついて「がん遺伝子」が暴走してまったり、「がん抑制遺伝子」がはたらかなくなってしまうことが起こると、正常な細胞ががん細胞になっていってしまうのです。

脳卒中

脳の血管がふさがる、破れることが原因で
酸素や栄養を送ることができず、脳を損傷してしまう病気です。

脳は人間の体の中でもたくさんの酸素を必要とする場所です。脳に血液を送る血管が詰まったり、破れてしまうと酸素や栄養が届かなくなり、脳の細胞は死んでしまいます。体を動かすための命令を出しているのは脳ですから、脳の細胞が死んでしまうと、体を動かすための命令が出せなくなってしまいます。壊死した部分の機能は回復することができないため、早めに対処しないとマヒや機能の障害が残ってしまうのです。

脳卒中 がん

心臓に酸素や栄養を送るための動脈が詰まって、
心臓の機能が停止してしまう病気です。

心臓には「冠動脈」と呼ばれる動脈があって、心臓に酸素や栄養を送る役割を果たしています。全身に血液を送り出すために、心臓は休むことなく働き続けなければなりません。ところが、この「冠動脈」が詰まって酸素や栄養を含んだ血液を送ることができなくなると心臓が死んでしまい、機能を停止してしまうのです。動脈硬化などによって、血栓(地のかたまり)ができると冠動脈がつまり、心筋梗塞を引き起こしてしまいます。

がん がん

動脈とは、心臓から送り出される血液を体全体に運ぶための血管です。動脈の壁には弾力があり、たくさんの血液が流れてきても破れたりしないようになっています。この壁が厚く堅くなることで血管の中がせまくなり、血液が通りにくくなった状態が動脈硬化。もしも血管が詰まってしまうと「脳卒中」や「心筋梗塞」が引き起こされてしまいます。


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